2014/06/07

Ace Hotel Portland

お洒落なロビー。午前4時なので誰もいません。
ポートランド特集を日本の雑誌がすると特集の冒頭を飾ることが多いのが、ACE HOTELのロビーです。
独特のコンセプトとデザインで、お金を掛けずにユニークにするセンスに溢れているホテルです。ACE HOTEL自体はシアトルが発祥ですが、シアトルの最初のACE HOTELはシンプル、ミニマムなデザインで、「お洒落なホテルは高い」という一般的な相関関係のアンチテーゼとして登場したということです。もっと普通のデザインです。
その後、第2号としてオープンしたポートランドのACE HOTELは昔のClyde Hotelというホテルの建物をそのまま使い、部屋の内装を全部一部屋一部屋異なるユニークな感性で整え、これが評判となり、以降、このようなテイストで今はロンドンやパナマまで展開しています。
私が泊まった部屋です。
ご覧の通り、決して高価な設えではありませんが、どこでも見たことのないようなセンスで溢れており、話のタネになるのは十分うなずけます。アナログレコードのプレイヤーとか置いてありました。
私の住んでいるアパートと目と鼻の先にあり、泊まる必要が無い場所なのですが、親戚が遊びに来たときに部屋を明け渡し、その替わりに私がホテルに泊まったのでした。

ACE HOTELは日本に進出しても、結構受けると思います。決して子供を連れた家族連れがくつろげる場所ではありませんが、尖った感性の人々には受けるのではないでしょうか。

私にはどうか?と言えば、独自性は多いに評価するところですが、自分の好みのスイートスポットではなく、話題なので試してみた、というのが本当のところでした。

2014/06/05

McMenamins Edgefield

オレゴン州や、ワシントン州で古い建物をリストアして、オリジナルのテイストを活かしてホテルやレストランとして再生し人気のあるMcMenaminsの一連の施設ですが、私が最初に訪問したのは、こちらのEdgefieldでした。
会社のマネージャーの1泊2日の合宿で、ポートランド郊外にあるこちらに缶詰となり1日半会議室に籠もって、新しい年度の戦略を立てるという計画。
私は日本から戻ってきたばかりで時差ぼけに悩まされながら参加したのですが、このホテルの圧倒的な存在感には目が覚める思いでした。
メインの建物の入口で、昔も入口でした。
 こちらは元々1911年に建設された「Poor Farm」です。
日本語で言うと「貧乏農場」。
そう、私より年上の方しか記憶にないと思いますが、子供時代に遊んだ人生ゲームのゴールは「大豪邸」か「貧乏農場」だったのでした。その「貧乏農場」。
大豪邸も貧乏農場も日本の庶民にはあまり馴染みが無く、ゲームと言えどもイマイチぴんと来なかった思い出があります。
貧乏農場とは、自立して生活出来ない貧困層が住み込みで食住を保証してもらうかわりに労働力を提供し、農場を運営する場所。
戦後は、療養所やリハビリテーションセンターに転用され、1982年まで利用されていました。
例によって放置され荒れていたところを再生し、1990年にワイナリーがオープンし、その後ブリューワリー、パブ、映画館、ホテルと次々にオープンさせたのでした。
McMenaminsの良いところはあくまでオリジナルの雰囲気を大事にしているところで、決して現代風に綺麗にはしてないです。
貧乏農場ですから、ホテルになった今も、部屋にはテレビもバスタブもありませんでした。
元貧乏農場っぽい部屋
正直、何か歴史の重みに押しつぶされそうな感じで、会社の合宿でなければレジャーで喜んで泊まるかどうかは微妙です。
でも、、Kennedy School同様、そもそも昔の建造物が好きで、本物だけが持つ空気のようなものも好きな私には興味深い場所でありました。

Union Station (Portland)

私は食べることも好きですし、居心地の良いカフェでゆっくりするのも好きですが、それと同じ位好きなのは「旅」です。(比べる事は出来ないものですが)
それが仕事で出張であっても、近くでも遠くでも、日本でもアメリカでもそれ以外でも旅は楽しい。
旅に出ると日常から離れた時間を持つことが出来ます。
そして私はひとりであれこれ考えるのが好き。そんなゆったりとした何もすることの無い時間はいくらあっても決して飽きないのです。

ポートランドの私のアパートでは、夜、周囲が静かになると列車の汽笛が聞こえます。
正に旅愁を感じます。
飛行機ではなく列車に乗って旅に出たい。そういう欲求がふつふつと湧き出てくるのです。
ある日、散歩で列車の発着駅であるUnion Stationに行きました。
丁度そこには長大な編成の列車が停車中。
シアトルを経てカナダのバンクーバーに向かうCascades号
「嗚呼、旅に出たいなあ」と心底思いました。
アムトラックの長距離列車は停車時間が長く、途中駅のポートランドにも30分近く停車しているようです。
「GO BY TRAIN」という表示が。列車で行こう!
このUnion Stationは今では日本と違い旅客列車の発着は限られた本数ですが、鉄道黄金時代の面影を十分残す素敵な場所でした。

2014/06/04

ROCK BOTTOM RESTAURANT / BREWERY

ポートランドに来るようになって認識を新らたにしたのがビールの美味しさ、です。
オレゴン州と言えば、カリフォルニア州のワインに匹敵する高品質なワインを産出するワイナリーがたくさんあり、ワイン通には知られてますが、実は地ビール(クラフトビール)が非常に充実しているエリアでもありました。

ポートランドでもの凄く色々なクラフトビールに飲み慣れてしまうと、例えばバドワイザーとかハイネケンといった缶に入ったナショナルブランドのビールを飲む気がしなくなります。(一般に缶ビールは味が薄いと思います)

ポートランドの街中にも、お店の中でビールを醸造して、そのまま新鮮なビールを飲むことが出来るBreweryがいくつかあります。
そのひとつが、ここです。
全米に何カ所もあるフランチャイズ店のようですが、ビールは間違い無くそこで作られているクラフトビール。
量は多いが飽きてしまうツマミ
6種類の違ったテイストのビールを小さなコップで味見出来るサンプラーをいつも最初に飲みます。そこから好きなビールを見つけて、次は大きなタンブラーで飲むのです。

おつまみは典型的なアメリカの庶民的な飲み屋(日本で言えばチェーン店の居酒屋かな)なので、期待出来ませんが、写真のナチョスとカラマリは量が多くて、二人で行ったときにオーダーしてしまい途方に暮れました。ナチョスは味が単調で飽きてしまいますからね。



ポートランドには他にもたくさんこの種のBrewery Restaurantがあり、更に探求したいと思います。
因みにスーパーマーケットにも瓶詰めになった地ビールがもの凄くたくさん並んでます。
ひとつひとつ試そうと思いましたが、毎日飲んでも数年かかりそうです。

McMenamins Kennedy School

ポートランドのダウンタウンからは少し離れており、クルマでないと行きにくいのですが、こちらは、1915年に開設された小学校の建物その他をレストアして、ホテルにしたもので、雰囲気はアメリカの昔の普通の公立小学校のまま。
カフェテリアがレストランになっていたり、教室が部屋になっていたりします。
普通の小学校なので、周囲は住宅地。他に飲食店の無い立地です。

小学校時代の入口で、そのまま使われてます。

建物は旧いオリジナルのテイストを十分活かしてレストアされてます。
1975年に生徒数減少の為に廃校となり、実は1997年にホテルとしてオープンする迄の20年以上、荒れるに任せた状態で放置されていたらしく、この種の歴史的建物を活かしてホテルやレストランとして再生するMcMenamins(兄弟でやっているオレゴン州、ワシントン州の会社)の仕事は素晴らしいと思います。

白黒で廊下の写真を撮ったら、映画に出てくるアメリカの昔の旧い小学校そのものです


業態としては、ホテル、レストラン、バー、ブリューワリーが広い小学校時代の敷地にあるいくつかの建物を利用して営業しており、大人だけでも、家族連れでも楽しめると思います。

私的なグルメ的観点では、McMenaminsは自社でビール、ワインの製造も手掛けているので、新鮮なビール、ワインを飲めるのはいいのですが、料理はアメリカ料理(要はハンバーガーとかパスタとか)で、その種の料理としてはクオリティは高いのですが、何回か食べると飽きてしまいます。(という経験はまた書きます)

建物とそこに活きている歴史の本物の重みを感じながら時間を過ごすにはいい場所で、ダウンタウンの喧噪とは違った時間が流れているのは確かです。

2014/06/03

little t baker @ UNION WAY

ここはカフェではなく、ベーカリーです。
ポートランドもダウンタウンは旧い建物が多いのですが、珍しく小綺麗に出来ているUNION WAYというちょっとしたショッピングアーケード内に位置してます。
このショッピングアーケードには飲食店といくつかのお店が入っており、どこもチェーン店では無く、ポートランドかオレゴンのお店ばかりなので、一見の価値はあるかも、です。(ラーメン屋もありますが、イマイチ入ろうと思えない)

その中程にある、こちらですが、他のカフェとは混雑する時間帯がずれているのか、アーケードに来るお客さんがまばらな時間を選ぶと(例えば週末の午前中)空いていてとてもゆったりとした時間が流れてます。
アーケード内部なので窓が無いのが残念ですが、狭いながらも落ち着ける感じ。
店内もとても趣味の良いデザインで、且つ綺麗な感じでまるで東京みたいです。
(アメリカのお店ってすぐに食器とかが散らかって雑然としている場合が多いんですよね)
写真のパンは週末限定のスイートポテトのドーナッツです。
とても洗練されており、非常に美味しい!
ここにもポートランドのドーナッツ文化の一端が見られました。
本店はイーストサイドにあるようなので、今度行ってみたいです。


2014/06/02

Public Domain Coffee

こちらはポートランドのダウンタウンのど真ん中に位置するカフェというか、コーヒーショップです。
店内はシンプルそのもの。椅子も少なく立ち飲みでさっと美味しいコーヒーを味わい、また次の目的地に足早に去って行く、という雰囲気のお店です。

私がポートランドでまだホテルに滞在していた頃、まず最初に入ったのが中心街にあるこのお店でした。
そこで「非スタバ」系のコーヒーショップ・カフェがポートランドで独自の存在感を占めており、地元の人がそれを誇りに思っている事を知ったのでした。
サイトはこちら。